5時間以上の時差で起こる睡眠障害

海外渡航者が年間1000万人に近いといわれるようになり、時差ボケは一般旅行者にとっても重要な問題となっています。


5時間以上の時差がある地域をジェット機で急速に移動すると時差ボケ(時差症候群)がおこります。


その内容について、仕事上絶えず時差の影響を受けている航空乗務員について調査した結果があるので紹介してみましょう。


対象は運航乗務員(パイロット、航空機関士)257名で、調査方法は面接によっています。


結果は、まず時差症状ありと答えたもの227名(88.8%)でした。


時差症状のトップとしてあげたものでは睡眠障害です。


2位は眠気、3位は精神作業能力低下と続き、以下、易疲労感、食欲低下、ぼんやりする、頭重感、胃腸障害、目の疲れ、などとなっています。


なかでも1位の睡眠障害と2位の眠気とを併せた「睡眠・覚醒障害」は時差症状の84%を占めていることになります。


またスチュワーデス等の客室乗務員92名についての調査でも、なんらかの睡眠障害を訴えているものが80%。


ついで、からだがだるい(70%)、頭がぼんやりする(60%)、頭が重い(50%)、目が疲れる・肩が凝る(53%)、気力がでない(40%)・・・等の訴えが続いています。


いずれにしても航空乗務員の時差症状のなかでは、睡眠・覚醒障害は80%以上に認められており、このことは外国の航空乗務員の報告とも一致しています。


睡眠・覚醒障害の内容は、夜間覚醒、入眠困難、熟眠感がない、眠気などがあげられます。


いくら気持ちのいい羽毛 ふとんで眠っても、時差には勝てないのです。

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