睡眠の歴史
アテネ人の幼児は、赤ん坊の頃には、スパルタ人の赤ん坊に較べ、ずっと手足の自由がききません。
乳児を、螺旋形に巻いた布の帯にくるみ、ぎゅっとしめつけ、ゆりかごに入れておく習慣は、裸のまま自由にしておくのに較べ、必ずしもよいとは限りません。
彩色を施された壺に描かれているようなゆりかごは、たいていのばあい、柳の籠あるいは木製の桶のようなものです。
「甘やかし」たり、幼児を揺すってあやす習慣は、アテ不では日常にみられるものでした。
気を紛らわすために、玩具やカラカラや、おしゃぶりを与え、幼児は一瞬たりともじっとしていないので、家の中のものを壊すことがないようにしました。
そして、幼児を寝かしつけるときには、母親か乳母が子守歌や緩やかな調子の歌を歌ってやるのでした。
まだ羽根 布団 通販などがなかった時代の話ですが、赤子の育て方は古代からあまり変わっていませんね。